キャラクターの作り方・買い方
子どもの頃に遊んだゲームから学ぶ「印象に残るキャラ作りのポイント」
小さい頃に触れたキャラクターは、原体験として私たちの人生に沢山の宝物を残してくれます。
そして、いくつになっても懐かしく思える思い出として残るものです。
またその体験が基で、大人になってもゲームを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの頃に見た遊んだゲームから学ぶ「印象に残るキャラ作りのポイント」をご紹介します。現在に至るまで息の長い活動を続けているキャラクターたちから、オリジナルキャラクター作りのヒントを貰いましょう!
■マリオ
1981年にアーケード版「ドンキーコング」に登場したマリオ。さらわれてしまったピーチ姫を助るために、双子の弟ルイージと冒険に出たり、テニスやゴルフ、運転を楽しんだりと、多彩な活躍をしている人気キャラです。
マリオは大きな団子鼻がトレードマークです。この鼻のおかげで、激しいアクションをするマリオがどっちを向いているか分かりやすいようになっているのです。
さらに、口ひげがあることで顔にメリハリが生まれ、帽子をかぶることで髪がなびいてしまうこともありません。またつなぎの作業服を着ることで、手の動きが分かりやすくなっています。
ファミコンでは表現方法が限られていました。マリオの容姿は、その中で可能な表現を求めた結果生まれたビジュアルなのです。今ではこれらのポイントが、マリオのトレードマークになっています。
■カービィ
カービィは、春風と共にプププランドへやってきた旅の若者です。口を大きく開け、なんでも吸い込んでしまう食いしん坊。敵の能力をコピーして、色んな職業に変身できる特技も。プププランドの平和のために頑張っています。
ピンク色で、丸みを帯びたゆるキャラの様な愛らしい見た目とは裏腹に、大きな口をあけてなんでも吸い込んでしまうカービィはインパクト大。アクションゲームではありますが、男性だけではなく女性人気も高いキャラクターです。
■ピカチュウ
沢山のポケットモンスター(ポケモン)が登場するポケットモンスターシリーズの中でも、アニメ版において主人公のサトシと旅を共にしているピカチュウは、一番人気を集めているキャラクターです。
アニメでは、「ピカチュウ」や「ピカー」といった言葉しか喋ることができませんが、サトシと厚い信頼関係で結ばれています。ポケモンはモンスターボールに入れられますが、ピカチュウはボールに入ることなくサトシといつも一緒に過ごします。
ビビットな黄色に、丸みを帯びたフォルム。そして稲妻をかたどった尻尾。可愛らしい見た目ではありますが、鍛えるとどんどん強くなり頼もしいパートナーに育つピカチュウ。
その他にも、ゲーム「ポケモンソードシールド」では、898匹ものポケモンが登場しています。インパクトのあるビジュアルで差別化を図りたい方は、ぜひポケットモンスターのモチーフの選定や描き分けに注目してみてください。
■どこでもいっしょ:トロ
画像引用元:プレイステーション「どこでもいっしょ.com|ポケピ紹介」「どこでもいっしょ」で初登場した「井上 トロ」。どこでもいっしょは、ポケットピープル(通称:ポケピ)に言葉を教えるコミュニケーションゲームとして、1999年に発売されました。
トロは「言葉をたくさん覚えると人間になれる」と信じており、好奇心旺盛でなんでも知りたがります。トロは表情・感情がとても豊かなで、多彩な表情を見せてくれます。どこか人間らしさを感じる、まっすぐの太眉が印象的です。
さらにトロは、ビジュアル面だけではなく言動もとても印象的。
特に恋愛話は興味を示し、ちょっぴりエッチな面もあります。さびしがりやで甘えん坊なトロは、多くの人の支持を集め、ゲームの枠を超えて多彩な活動をしています。
このように設定をしっかりと練りセリフに信念や個性乗せることで、ユーザーにキャラクターを強く印象付けることができます。
■おわりに
子どもの頃に親しんだキャラクターを見かけると、大人になってもつい手に取ってしまったり、気になってしまうことも多いのではないでしょうか。子ども心をつかんで離さない人気キャラクターたちは、ビジュアルだけではなく設定が作りこまれており、大人になっても別の魅力を感じられます。
オリジナルキャラクターの設定に悩んだら、小さい頃に遊んだゲームを引っ張り出してみませんか。今流行りのキャラクターとは違った魅力を持つキャラクター触れることで、アイディアが浮かぶかもしれません。