業種別・地域別キャラクター
モチーフ別!注目したいオリジナルキャラクターまとめ~モチーフの組み合わせ方~
オリジナルキャラクターを作る際は、まずモチーフを何にするかを考えますよね。
動物や植物など、何を選んでもかまいませんが、1つのものに決めるのではなく、2つ以上のものを組み合わせるという方法もあります。組み合わせることで、オリジナリティの高いキャラクターを作ることができます。
モチーフを組み合わせて誕生したキャラクターを紹介しますので、ご一読ください。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
■【自治体】埼玉県新座市:ゾウキリン
画像引用元:新座市産業観光協会 新座めぐり。「ゾウキリン」▼ゾウキリンとは?
雑木林とせせらぎのある街「新座市」のイメージキャラクターを務める「ゾウキリン」。雑木林を「ゾウキリン」と読み間違えて新座市にきたそうです。
ゾウのような長い鼻を持ちますが、体はキリン模様の不思議な生き物。穏やかで心優しい性格の持ち主で、落ち葉の中でお昼寝するのが大好き。
語尾には「~ぞう」がつくことが多いそう。ゆるさと可愛さのあるキャラクターで人気があります。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ゾウやキリンは見た目に特徴があるので、キャラクターのモチーフになりやすい動物ですが、組み合わせるのは新しいパターンですよね。
さらに読み間違いでやってきたとは、ユニークで面白いアイデアです。キャラクターの誕生に物語があると、関心を持ってもらうきっかけになります。
■【自治体】長野県:アルクマ
画像引用元:信州売り出し中!アルクマカンパニー「 アルクマ オフィシャルサイト|アルクマプロフィール」
▼アルクマとは?
信州をクマなく歩き回り、信州の魅力をクマなく広めるのを生きがいとする「アルクマ」。寒がりで、いつも頭に被り物。旅好きで、いつもリュックサックを背負って歩いています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
アルクマは様々なものを被ります。名産品を被ることで信州の魅力をアピールする狙いがありますが、時にはダムやお寺、そして日本アルプスまで被ります。インパクトが大きくイメージに残りやすいですよね。
「今度は何を被るのかな?」という期待感も生まれ、注目し続けてもらうことができるのも魅力のひとつです。
■【企業】大丸・松坂屋:さくらパンダ
画像引用元:さくらパンダ オフィシャルサイト
▼さくらパンダとは?
日本を代表する老舗百貨店「大丸松坂屋」の公式キャラクターとして活躍する「さくらパンダ」。2007年、松坂屋上の野店のリニューアルに合わせて、上野公園の「桜」と上野のイメージでもあった「パンダ」を組み合わせて誕生しました。
その後、大丸と松坂屋が合併することになり、局所的な利用から、ソーシャルメディアなどを中心に多角的に展開することになり、知名度もあがり一躍人気者に。
好奇心旺盛で、人とのコミュニケーションが大好きな「さくらパンダ」。語尾の「~~まつぅ」が特徴です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
「さくらパンダ」は客層を広げるという目的で活用されています。これまで百貨店を利用していなかった若い世代を取り込むためにSNSを利用し、メッセージを発信しています。宣伝もしますが、日常についての発信を行うことで共感を得ています。
さらに、つっこみどころを残したゆるさも人気のヒミツ。「さくらパンダ」のファンを作ることが、集客に、そして売り上げ増に繫がる好例です。
■【企業】スシロー:だっこずし
画像引用元:だっこずし | 寿司(すし)・回転寿司
▼だっこずしとは?
寿司といえば、ネタとシャリのバランスが重要ですよね。寿司ネタを愛おしそうに抱きしめるしゃりに見立てた動物が「だっこずし」です。
どのネタをどの動物が抱きしめるかは、デザイナーのインスピレーションで決まります。
「子どもに寿司をもっと好きになってもらいたい」という目的で制作されましたが、絶妙なゆるさと可愛さで、子どもだけでなく大人にも人気があります。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
だっこずしはただ可愛いだけでなく、「寿司」と「魚」に関する知識については、正しく紹介するというこだわりがあります。それぞれのキャラクターの設定やエピソードを丁寧に作っているのは見習いたいポイントです。ダウンロードコンテンツも充実していて、ファンを飽きさせない工夫がされています。
しゃりを動物に見立てるという点は、今までになく新鮮でインパクトがありますよね。
さらに寿司ネタと組み合わせることで、バリエーションがどんどん増えていきます。
■【自治体】島根県:しまねっこ
画像引用元:しまねっこの部屋(島根県観光キャラクター しまねっこ 公式)
▼しまねっことは?
島根県観光協会のマスコットキャラクター「しまねっこ」は、「島根の子」つまり「島根っ子」の「ねっこ」の部分をとり猫をモチーフにしています。
頭に大社造のような帽子を被り、首にはしめ縄のようなマフラーをしていますが、特定の神社をモチーフにしているのではありません。
好きな食べ物は、「どんちっちあじ」という島根県名産の魚。明るく人懐っこい性格で、イベントを盛り上げたり、SNSでも大活躍しています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
SNSをうまく活用し、幅広い世代のファンを獲得しています。2021年5月からはtiktokもスタートさせ、誕生から10年以上経っても、ファンを飽きさせません。
猫をモチーフにしたキャラクターは多くいますが、神社のモチーフと組み合わせることで、オリジナリティを出しています。
■おわりに
モチーフを組み合わせてた誕生したキャラクターを紹介しました。
どのキャラクターも、モチーフを複数組み合わせることでよりオリジナリティを出しています。効果的にモチーフを組み合わせて、魅力的なオリジナルキャラクターを作りましょう。