業種別・地域別キャラクター
海外の人気キャラクターまとめ~フランス編~
海外の人気キャラクターの中でも、フランスのキャラクターは日本で数多く活躍していて、親しみを感じる方も多いと思います。
そこで今回は、フランスで長年親しまれているキャラクターをご紹介します。誕生から時を経ても活躍し続けているキャラクターには愛される理由があります。日本のキャラクターとは違った魅力や戦略を参考にして、オリジナリティの高いキャラクターを作りましょう。
■【絵本】バーバパパ
画像引用元:バーバパパ 公式サイト▼バーバパパとは?
優しい目をした大きな体のバーバパパのお話は、1970年にフランスで誕生しました。「バーバパパ」はフランス語で「おじさんのひげ」や「綿あめ」を意味する言葉です。親しみやすい見た目で子どもから大人まで、幅広い世代に人気があります。
ピンク色のパパに黒色のママと7人のカラフルな子どもたち。姿かたちを変化させながら、困っている動物や人間を助ける素敵なファミリーです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
バーバパパは、物語だけでなくキャラクターの運用においても様々な形に変わる特徴が活かされています。数字や文字に形を変えることで、知育絵本としても親しまれているのです。
カラフルな色使いも見習いたいポイントです。お父さんがピンクでお母さんが黒というのは、日本ではあまりない配色ですよね。7人の子どもたちは、ただ色が違うだけではなく、それぞれに好きなものや得意なものがあり、個性を大切に描かれています。
自分と似ているキャラクターを探したり、新しいことに興味を持つきっかけを与えたりすることもできます。
また、物語を通じて「自然環境や動物を守る大切さを伝えている」点にも注目です。多様性が尊重され、SDGsへの取り組みが注目される現代のニーズにぴったり合っている物語です。
バーバパパのように、可愛さだけではなく伝えたい思いを付け加えることで、長く支持されるキャラクターになります。
■【絵本】リサとガスパール
画像引用元:リサとガスパール オフィシャルサイト
▼リサとガスパールとは?
パリ在住のアン・グットマン氏とゲオルグ・ハレンスレーベン氏の夫妻によって、1992年に誕生し、シリーズ化されている人気作品です。
体の色が白で赤いマフラーをしているのがリサ、青いマフラーをしているのがガスパール。とびっきりキュートなパリの住人である2人は仲の良い友達で、人間の学校に通っています。
おしゃれな街パリでの、2人のお茶目ないたずらを描いたストーリーが人気です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
リサたちが人間の世界に、違和感なく溶け込み進んでいく物語には不思議な魅力があります。モチーフにしている動物は犬でもうさぎでもありません。明確にしないことで創造の余地を残しているのも魅力のひとつです。
ファンの心をつかんで離さないのは、丁寧に作りこまれた世界観。独特の色合いや筆使いで描かれたパリの美しい風景は、子どもだけでなくフランスへ憧れている大人にも人気があります。キャラクターに対して抵抗感を持つ層にも選ばれています。
テーマパークや他のキャラクターとのコラボレーションも積極的に行い、幅広い世代に認知されています。独特の世界観に引き込むことで、多くのファンの「お気に入り」になっているキャラクターです。
■【絵本】ペネロペ
画像引用元:「Penelope tete en l'air」の公式サイト
▼ペネロペとは?
リサとガスパールと同じ作者の夫婦が、幼い子供向けに描いた絵本シリーズです。主人公のペネロペは、3歳の青いコアラでうっかりやさんの女の子。家族や友達に囲まれて毎日を楽しく過ごしています。
好奇心旺盛なペネロペの、かわいらしい失敗や初めての体験が描かれています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
色彩が鮮やかで、独特の世界観を持つペネロペ。青いコアラという設定は、他のキャラクターとの区別ができ印象に残りやすい特徴があります。フランスのナショナルカラーであることに加えて、中性的なイメージを出すために青色が採用されてるとか。
何気ない日常の風景を表現している点も長く愛される理由の1つです。初めてのことに挑戦するドキドキ感は、子ども達からの共感だけでなく、幼いころを懐かしむ大人たちからも支持されています。うっかりやさんらしい可愛い失敗は思わず応援したくなりますよね。
■おわりに
フランスで誕生し、日本でも人気のあるキャラクターを紹介しました。フランス生まれのキャラクターは、ユニークかつオリジナリティが高いキャラクターばかりです。
ビジュアル面だけではなく世界観を丁寧に作りこみ、より多くの人に愛されるキャラクターを作りましょう。