業種別・地域別キャラクター
エリア別!注目したい自治体のゆるキャラまとめ~中部~
地元をPRする自治体や観光支援団体が制作したゆるキャラ。キャラクターマーケットでは、シリーズで自治体別のゆるキャラをご紹介し、人気の秘密に迫っています。 今回は、中部地方のゆるキャラを、各都道府県1体ずつピックアップしてご紹介します。
オリジナルキャラクターを作りたい方はぜひ、魅力的なキャラクターたちを参考にしてください。
■新潟県:レルヒさん
画像引用元:レルヒさんオフィシャルサイト「プロフィール」▼レルヒさんとは?
レルヒさん(テオドール・フォン・レルヒ)は、実在の人物をモチーフにしています。新潟で日本初となるスキーを教え、長野や北海道にも伝えたい人です。
日本のスキー発祥100周年に「日本元祖スキー漢(おとこ)」としてカムバック。身長はおおよそ2700mmですが、季節により変動するとか。
スキーの伝道師ではありますが、面白そうなところには季節を問わず出没します。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
レルヒさんは、ブログで「レルヒ語」を披露しています。カタコトの日本語であるレルヒ語が、レルヒさんのキャラをより魅力的にしています。地元の方に長く愛されるために、方言を取り入れるケースも多くあります。
言葉は他のキャラクターとの差別化を図れる大切なポイントです。レルヒ語を見習って、オリジナリティのある言葉遣いや言い回しを考えてみるのも良いかもしれません。
■長野県:アルクマ
画像引用元:信州売り出し中!アルクマカンパニー「 アルクマ オフィシャルサイト|アルクマプロフィール」▼アルクマとは?
アルクマは、信州に出没するとても珍しいクマです。クマなのに寒がりなので、いつも頭に被り物をしています。旅行好きで背中にリュックサックを背負い、信州をクマなく歩きまわっています。
「信州の魅力を、世の中にクマなく広める」ことが生きがいです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
アルクマの被り物は、信州の名産品がモチーフになったものが多くあります。
さらに、真田幸村や日本アルプス、お寺なども被って歩きます。名産品をPRするために、キャラクターにモチーフとして加えるケースは多くありますが、日本アルプスやダムまで被ってしまうのは凄いですよね。インパクトがあり、一度見たら忘れられない強烈な印象を残すことができます。
■富山県入善町:ジャンボ~ル三世
画像引用元:富山 入善観光情報サイト「にゅうぜんマニア」|ジャンボ~ル三世「ジャンボ~ルのお城」▼ジャンボ~ル三世とは?
入善町のPRマスコットキャラクターの「ジャンボ~ル三世」。入善町の特産品が大好きで、寒いのが苦手です。
王冠の頂点には、入善町の代表的な農産物であるチューリップが輝いています。ステッキには、入善の湧き水や海洋深層水を操ることができる不思議な力があります。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ジャンボ~ル三世は、オリジナルグッズを多数販売しています。文房具だけではなくTシャツやエコバッグなど多彩な展開も魅力のひとつです。
キャラクターを身近に感じてもらうためには、PRだけではなくグッズ展開も重要なポイント。毎日使う文具やエコバッグなどのオリジナルグッズを作ることで、ファンとの距離をグンと縮めることができます。
参考:富山 入善観光情報サイト「にゅうぜんマニア」|ジャンボ~ル三世「ジャンボ~ルのお城」■石川県:ひゃくまんさん
画像引用元:ひゃくまんさん公式HP▼ひゃくまんさんとは?
石川県の郷土玩具の「加賀八幡起上り」をモチーフにした「ひゃくまんさん」。加賀百万石の豪華絢爛さを体現するキャラクターです。
北陸新幹線開業PRキャッチコピーである「いしかわ百万石物語」を象徴するキャラクターとして誕生しました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ひゃくまんさんには、石川県の文化がギュッと詰まっています。金沢箔を全身に施しており、おひげは輪島塗。加賀友禅柄の菊やぼたんとともに、石川県が誇る兼六園や能登キリコなどの観光資源が描かれています。全身の素材には炭素繊維を使用しており、先端技術の結晶でもあるのです。
モチーフだけではなく素材にもこだわり、しっかりと魅力を伝えましょう。
■福井県:はぴりゅう
画像引用元:福井県マスコットキャラクター「はぴりゅう」
▼はぴりゅうとは?
2015年に「福井しあわせ元気国体・障スポ」をPRするために誕生したキャラクター「はぴりゅう」。2018年に国体・障スポが終わった後も、県民交流サポーターとして活動をしています。
はぴりゅうの仲間たちとのユニットは「Dino(ダイノ)はぴねす」と呼ばれており、福井県のPRに取り組んでいます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
戦隊ものをほうふつとさせる色遣いで、キャラクターの魅力をしっかりと伝えているDinoハピネス。沢山の仲間を登場させる際には、キャラクターの性格や違いが一目でわかることが大切です。ポーズや仕草だけではなく配色にも気を配りましょう。
■岐阜県池田町:ちゃちゃまる
▼ちゃちゃまるとは?
平成26年10月5日に誕生したちゃちゃまるは、岐阜県池田町のマスコットキャラクター(イケきゃら)です。うさぎの妖精であり、池田山に住んでいます。
池田のことを「おともちゃちゃ」に知ってもらうため、山からおりて毎日お出かけをしています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
池田町の特産品である「美濃いび茶」の葉っぱが耳で、髪飾りは名勝である天然記念物「霞間ヶ渓」の桜。
そして、「池田」と書かれたエプロンをつけているちゃちゃまる。
地名を覚えてもらうのも大切なPRのひとつです。デザインに地名を取り入れることで、自然と覚えてもらうことができます。
■山梨県:武田菱丸
▼武田菱丸とは?
山梨の魅力をPRするために作られた「武田菱丸」。趣味は信玄公祭りを盛り上げること。
武田菱の兜に富士山の腹掛け、そしていつも持ってる風林火山の軍配が宝物です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
武田菱丸は男の子です。勇敢で頭脳明晰、その上従順でみんなに優しく我慢強い子ですが、ちょっぴり淋しがり屋でもあります。
こうした詳細なキャラクター設定をすることで、勇ましいキャラクターイメージとは異なる一面を伝えられます。細かな設定を考えておくと、キャラクターがより輝きます。
■静岡県浜松市:出世大名家康くん
画像引用元:浜松市マスコットキャラクター はままつ福市長「出世大名家康くん」▼出世大名家康くんとは?
はままつ福市長「出世大名家康くん」は、「ゆるキャラグランプリ2015」のグランプリに輝いた人気キャラクターです。浜松城に17年居所した徳川家康をモチーフにしています。
チャームポイントは浜名湖うなぎのちょんまげで、出世運を授けることができます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
土地の名士をモチーフにしたゆるキャラは数多くありますが、うなぎやピアノといった特産品を身にまとったキャラクターは案外少ないものです。
さらに、徳川家康をモチーフにしていますが、武運や勝負運ではなく出世運に的を絞っているのも魅力のひとつ。モチーフやテーマの選定をしっかりと行うことで、多くの人に愛されるキャラクターを作ることができます。
■愛知県知立市:ちりゅっぴ
画像引用元:ちりゅっぴの部屋ホームページ▼ちりゅっぴとは?
ゆるキャラグランプリ2017で第2位という輝かしい成績を残した「ちゅりっぴ」。知立市が大好きな男の子で、かきつばたの飾りが付いた馬パーカーを着て、鎌倉街道や馬市のあった東海道の歴史を伝えています。
好きな食べ物はあんまきで、語尾は「動詞+っぴ」もしくは「だっぴ」です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
数多くある男の子のキャラクターの中でも、可愛らしいちゅりっぴ。ビジュアルだけではなく語尾にもこだわることで、独自の世界観を作りあげています。
コンセプトを明確にして作りこみをし、唯一無二の世界観を築きましょう。
■おわりに
中部地方の自治体で活躍しているゆるキャラをご紹介しました。中部地方には他にも、人気を集めるキャラクターが沢山います。ビジュアルだけではなく世界観や設定なども参考にして、キャラクターを磨きましょう。