業種別・地域別キャラクター
エリア別!注目したい自治体のゆるキャラまとめ~北海道・東北~
地元のPRをするために、各自治体がこぞってゆるキャラを制作し、積極的に活用しているのをご存じですか。キャラクターマーケットでは、シリーズで自治体別のオリジナルキャラクターをご紹介しています。
今回は、北海道・東北地方の自治体のキャラクターや観光支援を行っているオリジナルキャラクターを、各都道府県1体ずつご紹介します。
■北海道観光振興機構:きゅんちゃん
画像引用元:キュンちゃんの部屋「キュンちゃん紹介」▼キュンちゃんとは?
キュンちゃんは、北海道観光をPRするために作られたキャラクターです。北海道に住んでいるエゾナキウサギで、まあるい耳とつぶらな瞳が特徴です。見るものや触れるものの気持ちをキュンとさせるのが名前の由来。
実は小心者ですが、それをちょっとだけ隠すためにエゾジカだけではなくご当地の被り物を身に着け、北海道の魅力を伝える観光PRキャラクターとして活躍しています。
「基本はベジタリアンだけど、別の動物に変身するとジンギスカンなども好きになってしまう」 といった細かい設定もあり、キャラクターにより魅力を添えています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
キュンちゃんは多彩な被り物で、色んな表情を見せてくれます。シンプルなデザインなので、被り物との相性が良いのも魅力のひとつです。モチーフを変えることで、色んな魅力を伝えることができます。
多彩なモチーフとの組み合わせを考える場合には、キュンちゃんのようにシンプルなデザインにしましょう。モチーフが映え、魅力が伝わりやすくなります。
■青森県五所川原市:ごしょりん
画像引用元:五所川原市「五所川原市イメージキャラクタ ごしょりん」▼ごしょりんとは?
平成24年8月2日に誕生した、青森県五所川原市のごしょりん。「ヤッテマレ!精神」で、どんなことにも興味を持つ好奇心旺盛な男の子です。ゆるキャラブームの前から活動をしており、地元の人から親しまれています。
ごしょりんは、着ぐるみの貸し出しを行っており、地元のイベントを中心に積極的な活動をしています。
また、グッズ展開もしており、五所川原市のごしょりん紹介ページでは、ペーパーフィギュアや塗り絵などをダウンロードできます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ごしょりんはユニークなデザインで地元の名産品を上手に取り入れています。
競合他社と差別化を考えた時、モチーフのセレクトは重要なポイントのひとつです。「男の子」「林檎」だけではなく「立佞武多(たちねぷた)」を加えることで、他にはないオリジナリティの溢れるキャラクターになっています。
モチーフが1つだけだと差別化が難しい時には、複数を組み合わせてみるのも良いかもしれません。
■秋田県:んだッチ
画像引用元:美の国あきたネット「んだッチ自己紹介」▼んだッチとは?
秋田県をPRするために近未来からやってきた、なまはげ型の子どもロボット「んだッチ」。明るく元気で秋田弁が大好き。ロボットでありながら、食べ盛りの一面も。
秋田の良いことを伝えるためにみんなと積極的に触れ合っています。平成27年11月24日に活動を開始し、平成30年4月1日には秋田県職員になりました。
「あきたPRキャプテン」の称号を得ており、秋田県のPR活動を頑張っています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ロボットや地元の名物をモチーフにしたキャラクターは多くいますが、ロボットらしからぬ可愛さがあるんだッチ。秋田弁の「んだ」という言葉を名前に用いており、秋田らしさを感じられるキャラクターです。
モチーフや外観だけではなく名前や話し方にもこだわりを持つと、より親しみを感じることができます。
■岩手県:わんこきょうだい
▼わんこきょうだいとは?
岩手県で人をおもてなしする象徴である「わんこそば」。人をもてなすということは、人を幸せにするということでもあります。
さらに、国内漆生産量日本一を誇る岩手の「漆器」をあわせたメインキャラクターが、わんこきょうだいの「そばっち」です。
わんこきょうだいは、岩手県内を4つのエリアに分けており、各エリアを代表とする食材を盛りつけたキャラクターがいます。「こくっち」「とふっち」「おもっち」「うにっち」です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
キャラクターを兄弟にし各エリアの食材を用いることで、岩手県全体のPRに活躍してくれます。県全体などの広い範囲を代表する場合、モチーフを1つに絞らずに、複数のキャラクターを組み合わせてアピールするのも良いかもしれませんね。
■山形県:ペロリン
画像引用元:おいしい山形ホームページ
▼ペロリンとは?
山形県農産物等のPRを行うため、シンボルマークとして考えられたペロリン。「おいしい山形」のシンボルマーク(山形県農産物等統一シンボルマーク)であり、山形県のおいしい農産物に目がない食いしん坊です。
ペロリンの三角形は山形県をイメージしており、左右いっぱいに広がっている口は最上川を表しています。ペロンと出た舌とかわいらしい表情で、山形県が誇る農産物の「おいしさ」をアピールしているとか。
山形の豊かな自然と緑の大地から来た鮮やかな緑色がイメージカラーです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
「山」というシンプルなモチーフでも、「最上川」や「美味しい」といったキーワードを組み合わせることで、他と差別化しているペロリン。ユニークな表情で、シンプルなのにインパクトが大きいですよね。
モチーフだけではなく、表情やしぐさにも気を配りましょう。
■宮城県仙台市:むすび丸
▼むすび丸とは?
仙台・宮城観光をPRするために作られたのがむすび丸です。趣味は昼寝と温泉めぐり、三陸沖で取れる海産物が好き。
平成19年3月8日に仙台・宮城デスティネーションキャンペーンのシンボルマークとして生まれました。平成22年4月に仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局宮城県観光PR担当係長に就任。
その後、平成25年9月5日には仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局仙台・宮城観光PR担当課長に出世しました。
ゆるキャラブームの前から活動をしている、古参キャラクターのひとつです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
むすび丸は、豊かな食と文化に恵まれた宮城県を「おにぎり」で表現、「伊達」を象徴している伊達政宗公の兜の飾りを身に着けています。甲冑バージョン・スポーツバージョンなどの5種類のバリエーションがあるのも魅力のひとつ。
バリエーションを増やし適切に使い分けることで、より訴求力を高めることができます。
■福島県福島市:ももりん
画像引用元:福島ご当地キャラクター 福島市観光PRキャラクター 「ももりん・ももりんのライバル ブラックももりん」▼ももりんとは?
福島市の吾妻連峰に雪解けの季節にあらわれる、うさぎのように見える雪形「雪うさぎ」。その「雪うさぎ」をモチーフにして、平成8年に作られたのがももりんです。名前は、福島県の特産品である「モモ」と「リンゴ」が由来です。
ももりんのお仕事は、福島市をPRすることです。長い耳とつぶらな瞳で、福島の良い所を探しています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ももりんには、ライバルの「ブラックももりん」がいます。仲間やライバルを作ることで、興味を持ったり共感を得たりしやすくなります。
1体だけではなく、仲間やライバルといったキャラクターも作ってみませんか。
■おわりに
北海道・東北地方で活躍している自治体のゆるキャラをご紹介しました。
地域のモチーフを取り入れたい方や、ご当地キャラクターを作りたい方は、人気の自治体のキャラクターに注目してみてくださいね。
愛されるキャラクターのヒントがきっと見つかります!