業種別・地域別キャラクター
モチーフ別!注目したいオリジナルキャラクターまとめ~おじいちゃん~
オリジナルキャラクターを作成する際に、どんなモチーフを使用するかお悩みの方も多いと思います。
そこでキャラクターマーケットでは、企業や自治体のキャラクターをモチーフ別に紹介しています。
今回は「おじいちゃん」のキャラクターを見ていきましょう。人気を集めるキャラクターの魅力に触れてみませんか。
■ケンタッキー・フライド・チキン:カーネル・サンダース
画像引用元:ケンタッキー・フライド・チキン「カーネルクラブ」ケンタッキーといえば、創業者の「カーネル・サンダース」をキャラクターに起用していることで知られています。「カーネルおじさん」の愛称で親しまれており、性別や年齢問わず多くの人に人気を集めているキャラクターです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
実はパッケージに描かれている白黒のバージョン以外にも、バリエーションが多くあります。本記事でご紹介しているカーネルおじさんは、ポップな印象ですよね。表情だけではなくテイストにもバリエーションがあると、ターゲットや目的に応じて使い分けられるので便利です。
さらに、ベースを大切にしつつテイストを変えることで、フレッシュな魅力がありマンネリを防ぐ効果も。
長年親しんできたデザインのリニューアルは賛否両論が起きることもありますが、デザインのコアな部分を変えずにアレンジを行うことで、既存のファンにも受け入れられやすくなります。
■サントリー:アンクルトリス
画像引用元:サントリー「アンクルトリスとは」アンクルトリスは昭和33年(1958年)に誕生しました。アンクルではありますが、年齢によっておじいちゃんに分類します。
アンクルトリスはウイスキーの中でもとりわけハイボールが好きで。おいしいハイボールを作るのが好きですが、飲むのはもっと好き。昭和の時代から愛され続けてきた味わい深いキャラクターです。
みんなのココロのバーである「MYトリスBAR」。店主のアンクルにそっくりな冷蔵庫が入り口に置かれ、中には冷えたトリスハイボール缶と缶詰おつまみが並んでいます。
元祖トリスバーは戦後の日本に生まれ、看板メニューのトリスハイボールと共に、サラリーマンを中心に多くの人に愛されました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
アンクルトリスは、サントリー(当時の社名は寿屋)の広報部にいたイラストレーター・柳原良平氏が描き、コピーライターに開高健氏を迎え、CMプランナーの酒井睦雄氏が名付け親です。
シンプルかつスタイリッシュなデザインに、一流のコピーライターやCMプランナーが携わることで、多くの人に愛されるキャラクターになったのです。
デザインだけではなく、各方面のプロの手を借りることで、より質の高いキャラクターを作ることができます。予算や期間の兼ね合いもありますが、手探りで全てを進めていくのではなく、成功例にならったりプロの手を借りることも大切です。
■山形県新庄市:かむてん
画像引用元:山形県新庄市「かむてんとは」新庄市の北東にそびえている神室山には、「天狗が住んでいる」という伝説があり、民話にもしばしば天狗が登場しています。神室山に住まう天狗をモチーフにしたかむてん。人間ではありませんが、おじいちゃんなので取りあげてみました。
かむてんは、新庄市万場町出身で、「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」を執筆した漫画家冨樫義博氏がデザインを手掛けています。名前は公募で選ばれ、「神室に住む天狗」と「店(テン)にcome(来る)」ことからかむてんと命名されました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
天狗の持つイメージに、「おじいちゃん」のエッセンスを加た好々爺(こうこうや)です。多くの人に親しんで貰いたい自治体のキャラクターは、戦略にもよりますが、設定だけではなくビジュアル面で優しさや柔らかさが伝わるように心がけたいものです。
自治体のご当地キャラクターは、その土地にゆかりのある方にデザインをお願いすることで、キャラクターの知名度や認知度をあげるだけではなく、地域に興味を持ってもらうことができます。
さらに話題性があるので、メディアに取りあげられやすくなるというメリットも。予算の兼ね合いがあり、諸条件のすり合わせも必要ですが、ゆかりのある方にデザインをお願いするのも戦略のひとつです。
■おわりに
おじいちゃんをモチーフにしたキャラクターは比較的少ないため、他のキャラクターとの差異が出しやすいです。
さらにおじいちゃんのキャラクターは、高齢者だけではなく若者世代にも愛されるキャラクターが多いのも魅力のひとつ。おじいちゃんをモチーフにして、性別や年代を問わずに沢山の方に末永く愛されるキャラクターを作ってみてはいかがでしょうか。