業種別・地域別キャラクター
モチーフ別!注目したいオリジナルキャラクターまとめ~おじさん~
キャラクターマーケットでは、オリジナルキャラクターの参考にすべく企業や自治体のキャラクターをモチーフ別でご紹介しています。
今回は「おじさん」のキャラクターです。個性的なキャラクターばかりなので、おじさんをモチーフにしたキャラクターを作りたい方だけではなく、他のキャラクターとの差別化にお悩みの方もぜひご一読ください。
■玉野競輪:ガッツ玉ちゃん
画像引用元:CHARILOTO OFFICIAL STORE「ガッツ玉ちゃんTシャツ(アメコミ風)」競輪界の中でも異色のおじさんマスコット、ガッツ玉ちゃん。赤いヘルメットをかぶり自転車に乗る姿は、選手顔負けの迫力がありますよね。
玉川競輪「なつかしのコマーシャル」では、ガッツ玉ちゃんが活躍しているTVCMを見ることができます。
調子が出ないときでも女の子に応援されれば大丈夫。宇宙人とのレースにのぞむ姿も見られます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ガッツ玉ちゃんは、競輪を楽しむターゲットにフィットしたビジュアルと性格のキャラクターです。キャラクターを作成するときには、ターゲットを明確にするだけではなく、しっかりとターゲットに向き合って設定を考えることが重要です。
さらに、おじさんのモチーフはアメコミ調のテイストとの相性が抜群です。テイストを変えることで、今までとは違った印象を楽しむことができます。
■ロリポップ:ロリポおじさん
画像引用元:ロリポップ!「ロリポおじさんを助けて!」GMOペパボ株式会社のロリポップ!レンタルサーバー公式キャラクターのロリポおじさん。サンタさんのように見えますが、実はサンタさんではありません。
リニューアルに伴い一時期姿を消していましたが復活。現在のロリポップのロゴマークは、ロリポおじさんの名残(もしくは怨念)だとか。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
白い髭に赤い帽子と服…どう見てもサンタさんを連想させるロリポおじさん。こうしたビジュアル面の突っ込みどころや過激な言動が許されるのは、「おじさん」モチーフならではかもしれません。
■明星食品:チャルメラおじさん
画像引用元:明星食品 チャルメラ ブランドサイト「秘伝の小話」明星食品株式会社で、1966年の発売以来ずっと「チャルメラ」の看板を守り続けてきたおじさんです。
チャルメラおじさんは年齢不詳。どこに住んでいるかもわかっていません。「ただひたすらラーメンを愛して、日々屋台をひいている人物」という設定なのです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
実はパッケージに描かれているおじさんや夜景は、時代とともに変化しています。1966年の発売当時のおじさんは、まばらに髭が生えており、スニーカーではなく草履をはいていました。
チャルメラおじさんは時代にそぐう変化を取り入れることで、長年愛され続けるキャラクターとして活躍しているのです。
■株式会社明治:カールおじさん
1968年に誕生したお菓子のカール。「カールおじさん」は「カール坊や」のわき役として考案されました。「カールおじさん」と「カール坊や」親子ではなく遠い親戚です。
しかし、1970年代後半に、「カールおじさん」の持つほのぼのとした雰囲気が話題を集めるようになり、CMやパッケージに起用されるようになりました。高度経済成長期が終わりを迎え、ゆとりや心の豊かさが見直される風潮の中で、おじさんの持つ癒しが求められるようになったのです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
株式会社明治の「おらが村のお話」では、おじさんと仲間たちの絵本が公開されています。ほのぼのとした田舎暮らしの中に、神様やテングといったキャラクターが登場します。野良着姿で麦わら帽子をかぶり、にっこりと笑っているカールおじさんの素朴さや意外な一面を見ることができます。
世界観をしっかりと作りこむだけではなく、ブレないように注意することも、キャラクター運用に欠かせないポイントです。「キャラクターを通してどんなことを伝えたいか」「どんなことを提供したいのか」考えてみましょう。
■おわりに
デザインだけではなく、性格や世界観までユニークなおじさんのキャラクターをご紹介しました。モチーフの選定に拘るだけではなく、独自の世界観を描くことで他のキャラクターと差別化をはかれます。
おじさんのキャラクターは、活動歴が長く愛され続けてきたキャラクターが多いです。長年親しまれるキャラクターを作るためにも。デザインだけではなく、キャラクターの運用方法や展開なども参考になさってください。
ご紹介した以外にもおじさんをモチーフにしたキャラクターは数多く見つかるので、探してみてくださいね。