業種別・地域別キャラクター
モチーフ別!注目したいオリジナルキャラクターまとめ~おばさんとおばあちゃん~
温かみがあり親しみが持てるおばさん・おばあちゃんモチーフのキャラクター。キャラクターマーケットでは、オリジナルキャラクター作成の参考にするために、企業や自治体のキャラクターをモチーフ別でご紹介しています。
今回は「おばさん・おばあちゃん」のキャラクターに触れます。
人気を集めているキャラクターにはどんな秘密があるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
■江崎グリコ:クレアおばさん
画像引用元:江崎グリコ「謎につつまれた、クレアおばさんのプロフィール」クレアおばさんは、緑に囲まれたヨーロッパの小さな村に住んでいます。あまりにも小さすぎるので地図にも載っていない場所だとか。子どもたちはすでに巣立ってしまい、アッシュ(Ashe)おじさんというご主人さんと2人で暮らしています。
料理の基本「ブイヨン」に拘るクレアおばさんは、良い材料を集めて時間も手間も惜しまずにじっくりと仕上げます。宝物のレシピノートには、今でも新しいメニューやアイディアを書き込んでいます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
クレアおばさんの設定を読んだだけで、製品が丁寧に作られている印象を受けますよね。
また、クレアおばさんの温かみのあるデザインも、ブランド・商品イメージの向上に一役買っています。
「どんな思いを届けたいのか」を明確にして、デザインや設定にいかすことが大切です。
■株式会社アントステラ:ステラおばさん
画像引用元:広島PARCO「アントステラ」ステラズキッチンのレシピを作ったステラおばさんは1908年生まれ。幼稚園の先生をしていたおばさんの焼くクッキーやケーキは、村の教会主催のお菓子コンテストで優勝したこともあるほど美味しいと評判。
おばさんの子どものジョセフは、1982年におばさんのお菓子を日本で紹介するために来日、今では全国にたくさんの店舗やカフェがある人気チェーン店に成長しました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
「作り手の顔が見える」ことで、製品やサービスに対する信頼度が高まります。ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースなど、ステラおばさん同様に、作り手がキャラクターとして活躍している例は多いもの。
キャラクターとして親しんでもらうことで、製品やサービスへ興味を持つきっかけになるケースも珍しくありません。
創業者の想いや拘りを伝えるためにも。創業者をキャラクター化するのも良いかもしれません。
■湖池屋:ヒーヒーおばあちゃん(森田トミ)/ヒーおばあちゃん(森田フミ)
画像引用元:湖池屋「ムーチョのヒミツ」ヒーヒーおばあちゃんの森田フミは、1853年6月3日うまれ。嘉永6年、ペリー来航の年だとか。ヒーおばあちゃんの森田トミは、1877年3月3日うまれ。西南の役の年です。
そんな2人のおばあちゃんが起用されているのが「カラムーチョ」のパッケージ。森田フミがカラムーチョを食べて、「ヒーヒー」といったことがきっかけで、「ヒーヒーおばあちゃん」と呼ばれるようになったとか。
1984年のスティックカラムーチョ発売から、長年に渡って愛され続けてきたキャラクターです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
シンプルな線でややコミカルに描かれているおばあちゃんたちですが、実はパッケージにあわせて色んな服を着るおしゃれな面も。商品展開に合わせたデザインを起用することで、より正確なイメージを伝えることができます。
■亀田製菓:おばあちゃん
画像引用元:亀田製菓「ぽたぽた焼きの歴史」おばあちゃんのぽたぽた焼のイメージキャラクターのおばあちゃん。名前に「おばあちゃんの」のつくように、おばあちゃんが焼いてくれたおせんべいをイメージした製品です。
1986年の発売当初から、おばあちゃんのイラストがパッケージに起用されており、製品ごとに色んなおばあちゃんを見ることができます。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ぽたぽた焼のおばあちゃんには色んなイラストがありますが、着物の上に割烹着そして眼鏡をかけているのはいつになっても変わりません。現代ではあまり見かけなくなったおばあちゃん像ではありますが、懐かしさと温かさを感じるデザインは、長年愛され続けてきた製品の変わらぬ魅力を伝えてくれます。
■おわりに
おばさん・おばあちゃのキャラクターはほかにもありますが、どれも独自の温もりを感じられる素敵なデザインばかりです。同世代のおばさん・おばあちゃんだけではなく、世代を問わず沢山の人に受け入れられているのも理解できますね。
おばさん・おばあちゃんをモチーフにしたキャラクターはまだまだ少ないので、競合との差別化を図りオリジナリティを高めたい方にお勧めです!