モチーフ別！注目したいオリジナルキャラクターまとめ～ペンギン～

動物をモチーフにしたキャラクターは、性別や年齢問わずに人気があります。キャラクターマーケットでは、シリーズでモチーフ別で動物のオリジナルキャラクターをご紹介しています。

今回は、自治体・企業などペンギンをモチーフにしたオリジナルキャラクターに触れ、その人気の秘密に迫ります。

■【自治体】和歌山県西牟婁郡白浜町：しらぺん

▼しらぺんとは？

白良浜に住むシララー・ペンギンという妖精の「しらぺん」。しらぺんの顔は、白良浜海水浴場を空から見た形です。

2013年に生まれたキャラクターで、白浜町をPRするために多彩な活動をしています。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

地域や土地にちなんだモチーフを用いるケースは多くありますが、白良浜海水浴場を空から見た形というのはインパクトがありますね。「どうしてペンギンなのか」というモチーフ選択の理由にとても説得力が生まれています。

地域密着型のキャラクターは数多くいますが、こうした物語による差別化も大切なポイントのひとつです。

■J-CREWプロジェクト：ペギ機関長

▼ペギ機関長とは？

外航船員を目指す若者を応援している「J-CREWプロジェクト」。機関長であるペギ機関長は、メカの扱いが得意です。

温厚な性格ですが、好物のアイスクリームを食べると豹変します。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ペンギンのキャラクターは、ベースとなるペンギンの持ち味をいかし、モチーフを足さないケースが多くあります。

しかしペギ機関長は、ペンギンでありながら船乗り・メカニックということが分かるビジュアルです。ビジュアルを磨き差別化をはかるためには、PRしたいポイントを絞りモチーフとして加えることがやはり大切です。

■【企業】ドン・キホーテ：ドンペン

▼ドンペンとは？

1998年に、店舗のPOPライターが生み出したキャラクターです。南極生まれ東京育ちで、趣味はドンキめぐりと夜のお散歩です。

土地によって異なるバージョンがあり、数体存在している説があります。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ディスカウントストアドン・キホーテの名物キャラクタードンペン。被っている帽子は、サンタ帽ではなくナイトキャップです。深夜に空いている店舗も多いドン・キホーテらしい設定ですね。

企業や店舗をモチーフとして取り込む際には、モノではなく特徴に注目するのも良いかもしれません。

■【企業】JR東日本「Suica」：ペンギン

▼Suicaのペンギンとは？

絵本作家の坂崎千春さんの1冊の本から生まれたペンギンが企業の顔になったレアケースです。日本で一番有名なペンギンのキャラクターではないでしょうか。

Suicaデビューは2001年で、ユーザーのICカードの分身として人々に寄り添っています。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

キャラクターメイクの基本を考えると、名前があった方が愛着を持ちやすいです。

しかし、ICカードの分身であるペンギンは無数にいるので、「ジャンル」と表現されています。

そのため、あえて名前は付けずに展開しているのです。

名前がなくても、知名度や認知度をあげることができる好例といえます。  

■【アニメ】ピングー

▼ピングーとは？

スイスで生まれたアニメーションの主人公である「ピングー」。南極に住んでいる、元気なペンギンの男の子です。

1987年にパイロット画像が公開され、日本では1992年にTV放送がスタートしました。南極に住んでいるピングーと仲間たちの日常を描いたアニメーションは、世界中で支持されています。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ピングーは、やんちゃで時にユーモラス。魅力あふれるアニメーションで世界中の人をとりこにしています。

動画展開を考えた時、性格や仕草、そして動きの設定は重要なポイントです。展開に応じてブツ切りで設定や企画をたてると、無理があったり矛盾が生じてしまうことがあります。

イレギュラーはありますが、スタート時にしっかりと設定や戦略をたてておくことが大切です。

■おわりに

ペンギンをモチーフとしたキャラクターで人気を集めているのは、「他の動物のキャラクターよりも個性的なビジュアルが少ない」という特徴があります。ペンギン本来の持つ魅力をいかしたキャラクターが多い中で、差別化を図るのであればモチーフのセレクトや設定が大切なポイントになります。

どんなキャラクターが良いかお悩みの方は、ぜひキャラクターマーケットに足を運んでみてください。魅力的なキャラクターとの出会いがあるかもしれません！