業種別・地域別キャラクター
モチーフ別!注目したいオリジナルキャラクターまとめ~男の子~
男の子のキャラクターは、近い年代のお子さんだけではなく、幅広い年代の方に人気を集めるキャラクターが多くいます。キャラクターマーケットでは、オリジナルキャラクターの作成の参考にすべく、企業や自治体のキャラクターをモチーフ別でご紹介しています。
今回は、お馴染みの男の子のキャラクターに注目してみました。オリジナルキャラクター作成の際の参考になさってください。
■ヤンマー株式会社:ヤン坊/マー坊
画像引用元:ヤンマー『ヤンマーの企業マスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」』「ヤン坊マー坊天気予報」で知られるヤン坊マー坊は、1959年に誕生したヤンマーのマスコットキャラクターです。2014年に惜しまれつつ「ヤン坊マー坊天気予報」は終了してしまいましたが、その後もカレンダーなどのヤンマーのオリジナルグッズなどで活躍しています。
双子のお兄ちゃんのヤン坊は、慎重派でアイディアマン。弟のマー坊は、好奇心旺盛ですが少しあわてんぼうです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
1959年の登場時は白黒だったヤン坊とマー坊。むかって左側がお兄ちゃんのヤン坊で、右側が弟のマー坊という立ち位置は初登場時から変わっていません。
ビジュアルは60年で計8回改訂され、現代風に変化しています。長年活躍するキャラクターは、デザインが古臭く感じられるケースがあります。レトロさを押し出していくのか、時代にそぐう形に変化していくのかはブランド戦略だけではなく、ユーザーの反応も踏まえて決めることが大切です。
■マルコメ株式会社:マルコメ君
画像引用元:マルコメ「マルコメ君の歴史」昭和30年代に初登場したマルコメ君。昔のお寺では味噌づくりを行う際に、小僧さんが大豆を鉢で挽いており、それが修行の1つとされていました。
そのためマルコメ君は、小僧さんの服を着用し、くりくり坊主がトレードマークです。以前は鉢と摺り子木を持っていましたが、「これからの日本を担っていく子供たちに美味しいおみそ汁を飲んでもらいたい」から、お椀を持つようになりました。
お馴染みのマルコメ君を起用したTVCMは、昭和52年からスタート。平成20年8月には14代目マルコメ君を迎えています。CMのマルコメ君は必ずしも1人ではなく、2~3人が起用されているケースもありました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
キャラクターに近い子どもを「マルコメ君」として起用したTVCMは印象的でしたよね。オリジナルキャラクターを作ると、キャラクターを使用する方向で展開を考えてしまいがちですが、こうした2次元と3次元と融合をすることで、キャラクターに興味がない方にもアプローチすることができます。
キャラクターのみの活用だけではなく、多彩な施策を考えてみましょう。
■赤城乳業:ガリガリ君
赤城乳業のアイス「ガリガリ君」のイメージキャラクターガリガリ君は、埼玉県深谷市に住んでいる小学生です。
実は変身すると「シャリシャリ君」になります。幼稚園に通っている妹のガリ子ちゃんは、お兄ちゃんが大好きでしっかり者です。
ガリガリ君は、「赤城しぐれ」というかき氷のヒットをきっかけに考案されたアイスです。かき氷をアイスキャンディーでコーティングし、溶けにくくて棒が抜けない現在の形になりました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
暑い時期になると食べたくなるアイス。ガリガリ君はビタミンカラーの半そで・半ズボン姿で青空が良く似合います。
パッケージでは大きな口をあけながら、色んなアイスをほおばるガリガリ君。パッケージを見ると、思わず手に取ってみたなりますよね。元気な男の子は、同世代の共感を得られるだけではなく、大人が見るとノスタルジーを感じる効果も。実は幅広い世代に訴求できる優秀なモチーフなのです。
そして実は、ガリガリ君は多彩な味が作られており、120種類以上が発売されています。パッケージにはガリガリ君が起用されているものが多く、使いまわしではなくオリジナルデザインばかり。味のバリエーションに応じて色んな顔を見せてくれるのも、魅力のひとつと言えるかもしれません。
■おわりに
元気で愛らしい男の子のキャラクター。製品やサービスそしてブランドにフレッシュで躍動的なイメージを添えてくれます。
ご紹介した以外にも、男の子をモチーフにしたキャラクターは沢山活躍しています。メインだけではなく仲間や家族といったサブキャラも見つかるので、こちらも参考になさってください。
競合分析をしっかりとして、デザインだけではなく戦略も考えましょう。