業種別・地域別キャラクター
海外の人気キャラクターまとめ~アメリカ編~
海外の人気キャラクターの中でも、アメリカのキャラクターは日本で数多く活躍していて、親しみを感じる方も多いと思います。
そこで今回は、アメリカで長年親しまれているキャラクターをご紹介します。
長年愛されるキャラクターを作るためにも。活動歴が長いキャラクターの魅力に触れてみませんか。日本のキャラクターとは違った魅力や戦略はきっと、キャラクター作りの参考になることでしょう。
■【漫画】ポパイ
画像引用元:ポパイ™ – Copyrights Asia▼ポパイとは?
1929年1月17日、「シンブル・シアター」という漫画に登場したキャラクターです。最初は通行人だったものの瞬く間に人気が出て、主人公になり漫画のタイトルが「ポパイ」に変更されました。
ポパイは強くて優しいだけではなく、ほうれん草を食べることによってさらに超人的なパワーを発揮します。恋人のオリーブそして天敵であるブルータスと紡ぐコメディは、世界中の人に愛され続けています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
ポパイは90年以上前に作られた、強くて優しくてそして力持ちのアメリカンヒーローです。
ひしゃげた顔でパイプをくわえているポパイが、ほうれん草の缶詰を食べて超人的な力を発揮するシーンは、ヒーローの必殺技を見るような爽快感があります。ファンは、いつの時代にも変わらない、普遍的なヒーローの姿をポパイに重ねることができるのです。
ビジュアル面では、細身のオリーブと比較して腕がとても太く描かれており、「腕力が強い」ことが理解できます。単に設定を作りこむだけではなく、それを分かりやすくビジュアルに反映させることで、キャラクターの特徴をパッと見ただけで理解できるようにするのも大切なポイントです。
■【アニメ】ベティ・ブープ
画像引用元:ベティー ブープ™ – Copyrights Asia▼ベティ・ブープとは?
1930年8月9日にアメリカで発表された「Dizzy Dishes」が初登場。最初は脇役でしたが、その後人気を集め世界中で愛される存在になりました。
セクシーな女性として認識されがちではありますが、じつはベティ・ブープはカジュアルなファッションに身を包むことも。
さらにファッションだけではなく、アーティストやミュージシャンともコラボしており、色んな変化を見せてくれる「女の子の憧れ」が詰まったキャラクターです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
日本では「キャラクター」というと、ゆるさや子どもっぽさが見られるケースが多くあります。
しかしベティ・ブープは初登場時から主人公の憧れの存在として描かれ、セクシーかつキュートな魅力で世界中の人を虜にしています。成熟が評価に繋がりづらいこともある日本においても「ベティちゃん」の愛称で親しまれ、息の長い活動を行っている人気キャラクターです。
競合との差別化を考えた時。「日本らしさ」を感じるキャラクターからあえて距離を取り、世界に目を向けたビジュアルイメージを作りあげるのも戦略のひとつです。
さらに、1930年代からほとんど変わらないビジュアルも魅力のひとつ。90年以上も前のデザインなのに、古さを感じることがないのは凄いですよね。流行に左右されないメインビジュアルを作ることも、長く愛され続ける秘訣です。
■【漫画】ピーナッツ:スヌーピー
画像引用元:ピーナッツ「ピーナッツの仲間たち」▼スヌーピーとは?
スヌーピーは、チャールズ M.シュルツ氏のコミック「ピーナッツ」に登場する犬のキャラクターです。1950年10月4日に初めて登場し、その後世界中で人気を集めています。
変装の名人で、世界で一番知られているビーグル犬です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
スヌーピーは、シンプルな線で描かれているのに、唯一無二の存在です。あえてシンプルにすることで、バリエーション展開が可能になり活動の幅が広がります。
また、ピーナッツはアメリカでも人気のある野球を題材にしており、多彩な仲間が登場します。仲間との関係性を丁寧に描くことで、物語に深みが生まれるのも魅力のひとつです。
■おわりに
70年・90年と長く愛されているキャラクターには、流行に左右されない普遍的な魅力があります。
また、世界中で愛されるキャラクターを作るためには、言葉ではなくビジュアル面でコンセプトや設定を伝えることも大切なポイントです。
沢山のキャラクターに触れて良い点を参考にし、ブラッシュアップしましょう。