知っておきたいキャラクター予備情報
各国の国旗擬人化キャラクターに見るキャラクターの描きわけ
世界の国旗を網羅している国旗ポータルサイト「ワールドフラッグス」には、各国の国旗を擬人化したキャラクターが紹介されています。
今回は、国旗という同じモチーフをもとに、どんな描き分けがなされているのかみることで、ビジュアル面での差別化のヒントを探ってみましょう。
■国旗侍化メディアミックスプロジェクトとは
ワールドフラッグスは、国旗侍化メディアミックスプロジェクトで、世界の国旗の意味や由来、そして国旗の成り立ちや豆知識などを紹介しています。国旗の擬人化プロジェクトは、東京2020を機に非公式でスタートしました。
「日本が生んだサムライをモチーフに、そして日本が誇る漫画・アニメ文化をさらに拡散しながら、ダイバージェントといえば日本!と言われるよう世界規模でこのプロジェクトを進めていきます。」
公式ホームページで触れられているように、各国の国旗と日本の侍をモチーフにしてデザインしています。
■日本:釜本
画像引用元:World Flags「日本」趣味は和傘収集で特技が剣道、好きな食べ物は寿司という釜本。セロリは苦手です。古式釜本流の5代目で、免許皆伝まであと少しという実力の持ち主。
明るくお人好しで、いろんな国の喧嘩を仲裁する一面もあります。
キャラクター制作で参考にしたいポイント
世界的にみると、太陽を黄色や金色ではなく赤で描いているのはとても珍しく、ルワンダや日本など少数の国に見られる特徴です。
釜本の着物や番傘には、日本の国旗の色である白と赤が用いられています。袴には美しい紅葉が描かれており、日本の四季の移ろいを感じることができます。
■アメリカ合衆国:駄須天(justin)
画像引用元:World Flags「アメリカ合衆国」駄須天の趣味はアメフト観戦、特技はクラリネット演奏(ジャズ)、好きな食べ物はハンバーガーで生魚が苦手です。最年少の侍で、純真純潔ではありますが好奇心が一番強いです。
世界の警察の名を継いでおり、防衛費を使って侍専用兵器を用意することができます。
キャラクター制作で参考にしたいポイント
アメリカ国旗の白は純粋と純潔、赤はたくましさと勇気、青は戒心と忍耐と正義を表しています。
星条旗をイメージした鎧の上にマントを羽織っている駄須天。国旗だけではなく、人種にそぐうように文化や風土を踏まえてアレンジをしており、美しくまとまっています。従来のイメージに縛られすぎることなく、新しい表現を模索するのも大切なポイントです。
■ジャマイカ:霊真(leymar)
画像引用元:World Flags「ジャマイカ」霊真の趣味はジャンベ(打楽器)演奏、特技は陸上競技、好きな食べ物はジャークチキンで口喧嘩が苦手です。クリエイティブ気質で平和が大好き。喧嘩やもめごとがあると、明るく仲裁に入ります。
ボブマーリーを敬愛しており、背中には「ジャンベ」と呼ばれる打楽器を背負っています。
キャラクター制作で参考にしたいポイント
ジャマイカの国旗は、黒(国民の強さと創造性)、黄色(強い日差しと天然資源)、緑(将来への希望と豊かな農業の象徴)の3色です。
霊真は、括袴に脛巾(はばき)といった平安時代の庶民の服装直垂を(ひたれ)をアレンジした衣装です。重厚感のある鎧ではなく軽装にしており、カラッと明るく晴れやかなお国柄・人柄にマッチしています。
■スウェーデン王国:印弘芭琉(Ingvar)
画像引用元:World Flags「スウェーデン王国」印弘芭琉の趣味はフィヨルド観光、特技はコンパクト収納、好きな食べ物はミートボールで紫外線が苦手です。スカンジナビア兄弟(5神将)の3男です。
大空を見上げることが大好きで、自由奔放な性格をしています。
キャラクター制作で参考にしたいポイント
スウェーデン国旗の青は国内に広がっている湖や空を表し、黄色はキリスト教と自由そして独立を表しています。国旗の十字は、十軍時代に設定されたものです。
国旗同様に十字をかたどった大きな剣を持ち、ベールをまとった印弘芭琉。国旗同様黄色がアクセントカラーとして用いられており爽やかにまとまっています。
■おわりに
各国を象徴する国旗と侍をモチーフにしたキャラクターは、国の文化や風土、人柄を取り入れ個性的な仕上がりです。
他にも「ワールドフラッグス」では、沢山のキャラクターが掲載されています。オリジナルキャラクターの作成や、仲間・ライバルの作成の際に、ぜひ参考になさってください。