業種別！注目したい企業のマスコットキャラクターまとめ～スポーツ／野球・パリーグ編～

競合他社のキャラクターと差別化をはかり、オリジナリティを出すために。キャラクターマーケットでは、プロ野球12球団の各マスコットキャラクターに触れ、デザインや運用を見ています。

今回は、パリーグの6球団のマスコットをご紹介します。

野球のマスコットは人気・知名度共に高く、世代や性別を超えて沢山の人に愛されています。人気のキャラクターを生み出すために、ぜひ参考になさってください。

■【日本ハムファイターズ】フレップ

2016年から発動している、北海道の丘生まれのフレップ。キタキツネがモチーフです。当初はマスコットのB☆Bに次ぐ「マスコット見習い」でしたが、2018年にはメインに昇格しました。B☆Bは、北海道の地域貢献をメインに活動をしています。

目を引くのが、アクセントで用いられている髪やしっぽの赤い色です。元気なイメージのある赤を加えることで、コントラストと躍動感が生まれています。差し色を大胆に使うことで、オリジナリティを高めているのは見習いたいポイントといえます。

■【東北楽天ゴールデンイーグルス】クラッチ

東北の杜出身のクラッチは、イヌワシの男の子です。頑張り屋さんで、クラッチーナ・スイッチと一緒に楽天を応援しています。

楽天では、球団通訳による4ヶ国語のコラムを掲載するなど、WEBコンテンツの充実に力を入れています。クラッチも球場イベントだけではなく多彩なコンテンツに登場しており、色んな表情を見せてくれます。

マスコットの効果的な活用は、運用を考えるうえで大切なポイントです。クラッチを参考に、活動に広がりを持たせてみるのも良いかもしれません。

■【千葉ロッテマリーンズ】マーくん

趣味がアイドルDVD鑑賞という異色のマスコットマーくん。特技は振付コピーで、キレのある動きを見せてくれます。リンちゃん・ズーくんと共に球団内外の多彩なイベントに登場しています。

特技の振り付けコピーをステージイベントなどで発揮しており、沢山のファンから支持を集めています。わがままボディのため激しい動きではありませんが、ポーズをピシッと決めるかっこ良さも魅力のひとつです。特技をいかした活動を行うことでファンにより身近に感じてもらうことができます。

■【西武ライオンズ】レオ

得意のアクロバットで球場を沸かせる人気キャラクターレオ。肉が大好きなホワイトライオンです。ライナと一緒に、日本一を目指して西武を応援しています。

西武では、レオではなくライナがTwitterを開設しています（@lions_lina)。キャラクターのSNS運用を考えた時、性格やファン層によっては、仲間が運用する方が効果的なことも。メインキャラクターが複数いることで、物語に広がりが出るだけではなく、こうした使い分けにも対応できるのも魅力のひとつです。

■【オリックスバッファローズ】バファローベル

オリックスでは、2011年からバッファローブルとバッファローベルがマスコットとして活躍しています。2体の兄弟のキャラクターで、女の子のバッファローベルが妹です。

バッファローベルは勝利の女神。球場では、その愛らしい行動に注目が集まっています。ジェンダーレス化が進み、性差による区別が見直されている昨今ですが、ベルちゃんの持つ可愛らしさはかけがえのない個性のひとつです。

言葉がなくても、仕草や行動で伝えられることも沢山あります。コミュニケーション方法を考える際の参考にしましょう。

■【ソフトバンクホークス】ハリーホーク

ホーマーホークの末の弟でホークスに入団、エースで4番を務めているスーパースターです。計8体ものキャラクターがおり、多彩なキャラクターがハリーと一緒にホークスを盛りあげています。

野球の球団マスコットの多くは「野球好き」などのプロフィールがあるものの、野球選手として活躍している設定を持つマスコットは珍しいです。ビジュアル面だけではなく設定も作りこみ差異を明確にすることで、オリジナリティのあるキャラクターになります。

■おわりに

プロ野球12球団の中から、パリーグの6球団のマスコットキャラクターをご紹介しました。業種が同じだと差異をつけるのが難しいと感じますが、モチーフやデザイン、設定にこだわることで、こんなに多彩なキャラクターがうまれます。

オリジナリティを高めるためにも、セリーグのマスコットの特集も参考になさってください。

⇒業種別！注目したい企業のマスコットキャラクターまとめ～スポーツ／野球・セリーグ編～