業種別・地域別キャラクター
業種別!注目したい企業のゆるキャラまとめ~水道~
ライフラインの中でも水道は、全国で沢山のキャラクターが作られています。同じ水をモチーフにしていても、デザインは多岐にわたります。
キャラクターマーケットでは、業種別のキャラクターをシリーズでご紹介しています。今回は、水道で起用されているキャラクターを見ていきましょう。
水道というと「水」や「水滴」のイメージが強いですが、モチーフの選定を工夫しデザインにこだわることで、オリジナリティを高めることができます。
■岩手県盛岡市:水道ぼうや
画像引用元:公益社団法人日本水道協会「全国の水道キャラクター紹介」昭和50年代に生まれた水道ぼうや。給水開始50周年頃から活躍しているマスコットキャラクター。チャームポイントは、「とんがりあたま」と「つぶらなおめめ」。
水道水のように純粋で、いつも元気いっぱいな水から生まれた妖精です。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
水道ぼうやは45年以上活躍しているベテランキャラですが、シンプルなデザインのため古臭さを感じません。
長年使用するキャラクターのデザインは、水道ぼうやのようにシンプルでいつの時代にもそぐう流行を追いすぎないものがオススメです。
■群馬県前橋市:タンク君
画像引用元:公益社団法人日本水道協会「全国の水道キャラクター紹介」平成11年から活躍しているタンク君は、給水開始70周年記念事業の一環として誕生しました。デザインは職員が手掛けています。
市民から「水道タンク」の愛称で親しまれている配水塔は、前橋市のシンボル的な建造物です。文化財として登録されており、近代水道百選にも選出。前橋市の水道事業の象徴的な役割を果たすモチーフです。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
給水タンクや浄水場などの建造物も、水道事業を支えるうえで重要なポイントのひとつです。綺麗な水だけではなく、そこから一歩ひろげて、働く人や建造物などに注目してみるのも良いかもしれません。
■千葉県松戸市:まってぃ~
画像引用元:公益社団法人日本水道協会「全国の水道キャラクター紹介」平成24年1月に起用されたまってぃ~は、明るく元気で安らぎを提供してくれるキャラクターです。まってぃ~は松戸市の「M」の文字と「ハート」を組み合わせています。「ハート」は尊い水に対する愛情をイメージしており、胸元に水滴のマークが描かれています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
水道のキャラクターには、水滴をイメージしたものが非常に多く、水滴をメインにしてしまうと他のキャラクターと被ってしまいます。人気のモチーフを使用したい場合には、まってぃ~の様にポイントづかいをすると、オリジナリティを高めやすいです。
■千葉県野田市:野田のすいっぴー/野田のみずかちゃん/野田のロボカン
画像引用元:公益社団法人日本水道協会「全国の水道キャラクター紹介」千葉県野田市では、令和元年から3体のマスコットキャラクターを広報に起用しています。野田のすいっぴーは安心を、水の妖精野田のみずかちゃんは未来への持続を表現しており、野田のロボ感は強靭さを誇っています。
デザインやネーミングは、水道ビジョンの基本目標をもとに水道部の職員が考案したそうです。着ぐるみやオリジナルペットボトル水などの作成も行っています。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
野田市では、3体のキャラクターを同時に制作し、従来の一方通行な広報活動から、双方通行の広報に切り替えを行いました。
仲間を作って複数のキャラクターで活動をする場合。野田市のようにモチーフをしっかりと分けることで、色んなターゲットにあわせて的確に訴求を行うことができます。
■茨城県企業局:いばがっぱ
画像引用元:公益社団法人日本水道協会「全国の水道キャラクター紹介」平成23年に小学生向けのパンフレットのキャラクターとして作成されたいばかっぱ。平成30年に職員公募によって、「いばらき」と「かっぱ」を足した「いばかっぱ」と命名されました。
▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント
河童伝説には、「川」や「澄んだ水」といったキーワードが登場します。
そのため、河童も水道のマスコットキャラクターの中で、人気を集めているモチーフです。
いばがっぱは、お皿が水で満たされており、豊かな水を連想させる水道にピッタリなデザインですよね。このように細部にまでこだわってデザインに取り組みましょう。
■おわりに
同じ水道からスタートしても、モチーフの選定やデザインは千差万別です。設定をしっかりと考え細部のデザインにまでこだわることで、より訴求力を高めることができます。
ご紹介した以外にも、沢山の水道のマスコットキャラクターがあります。他のキャラクターとの差別化にお悩みの方はぜひチェックしてください。