ロゴのデザイン料。これほど金額に差のあるものもなかなか無いでしょう。 有名どころの高価なところでは、コンサルティング会社のアクセンチュア。なんとロゴ制作費1億ドル（約80億円）。ペプシは100万ドル（約8000万円）。大手企業はかなりの大金をロゴにかけています。 一方、大手企業でもナイキは35ドル（約2800円）。ツイッターは15ドル（約1200円）とかなりリーズナブルな価格だったようです。

日本で現実的にロゴを作成する場合の相場はどうでしょうか。 “佐藤可士和さんなど超一流デザイナーは恐らく1ブランド、○千万円？。 広告代理店で50~100万円から。 入賞歴がある独立系デザイナーで30万円程度から。 入賞歴の少ないデザイナー、一般的なデザイン事務所で5~10万円から。 WEBサービス系のロゴ販売サイト、コンペサイトで1～5万円程度。 と言った感じでしょうか。（あくまで主観です）。 ロゴの相場といっても、これだけ価格の違いがあります。制作会社・デザイナーさんによって、価格も内容も千差万別なので、予算と目的に応じて選ぶと良いでしょう。

予算・発注先によって、ロゴの制作の手順や内容も変わってきます。 ここでは、主に、 ① 10万円以上・・・デザイン事務所フルオーダー ② 1~5万円程度・・・WEBコンペ形式 ③ 1~5万円程度・・・WEB上でのロゴアレンジ購入 について紹介します。

従来からの主流スタイルです。印刷屋さんや知り合いにデザイン事務所を紹介してもらい、ロゴをお願いします。ヒアリングから要望を伺い、オリジナルロゴを一から提案してもらいます。提案数は2~3案が多いでしょうか。 しっかりとプレゼン資料を用意し、修正やアレンジの希望も柔軟に聞いてくれます。メリットは、フルオーダーで丁寧に対応してくれるところですが、その反面、価格が高いという点や、相性の良いデザイナーさんではなかった場合、制作が大変になってしまうデメリットがありま す。

ここ数年一気に増えたスタイルでしょう。要望事項とロゴ金額を依頼主が自ら設定し、その金額に応じて複数のデザイナーが提案をします。依頼主は、その提案の中から最良のロゴを選び、1人に金額を支払います（次点に金額を支払うこともあります）。 メリットは、何より多くの提案が集まることでしょう。5万円で50件の提案が集まるということもあるようです。デメリットは、コンペには基本的に誰でも参加できるので、質の低い提案も混じっている点や、修正やアレンジ等デザイナーによっては経験が少ない可能性がある点などでしょうか。 ※修正不可のサービスもあるようですので、ご注意ください。

このスタイルも、ここ3年ほどでだいぶ増えました。あらかじめ用意されている多くのロゴの中から、気に入ったロゴを選んで購入。希望に応じて、色を変えたりアレンジしたりという購入方法です。 メリットは、ロゴを実際に見て選べるので、失敗がないというのが一番でしょう。デメリットは気に入ったロゴが見つからないことがあるということでしょうか。特に最近では、コンセプトからしっかり作ったロゴを販売しているサイトもあるのでオススメの方法の一つです。