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ロゴ作成マニュアル

ロゴ用語集

ベタ塗り

本来は指定部分を黒く塗りつぶすことを指しますが、黒以外の色を使って塗りつぶす際にも使用されています。ロゴマークや名刺作成の際に使用されることが多く、特に名刺作成の場合は別料金がかかる場合があります。

ベタ塗りとは?

ベタ塗りとは漫画の制作現場で生まれた言葉のひとつで、指定された部分を黒く塗りつぶすことを指す用語です。現在では派生して、黒だけでなくある特定の一色に塗りつぶすことをベタ塗りといいます。

漫画の現場では主にアシスタントが担当する業務となっていますが、ロゴマーク作成などそのほかのデザインの現場ではIllustratorなどグラフィックソフトを使用することが多く、手間がかからないことから、特に役割分担などはないようです。

ベタ塗りを採用する際に注意すべきこと

ベタ塗りの範囲が広ければ広いほど、注意すべきことは多くなります。ここでは、ロゴマークおよび名刺作成でベタ塗りを採用する際に気をつけておきたい主な注意点についてご紹介します。

色ムラができる可能性がある

ベタ塗りの範囲が広いロゴマークや名刺の場合、印刷の際に色ムラができる可能性があります。これはオフィスにあるようなコピー機で印刷した場合だけでなく、印刷会社に依頼した場合も同様です。

印刷の際の色付けは、基本的にCMYKによって行われます。これはシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、そしてキープレート(黒:K)の4色を混ぜ合わせてさまざまな色を作り出すというもの。これらの組み合わせでは作り出せない色もありますが、基本的な色彩はこの4つを組み合わせることで表現されます。

印刷の際はこれらの色を小さな点に印刷し、それらを重ねることで色を創り出していきますが、ベタ塗りの範囲が広いと熱などで紙が歪んでしまい、点がうまく重ならなくなってしまうという現象が起きることも。これが色ムラの主な原因となります。

ロゴマークや名刺作成で広範囲のベタ塗りを検討している方は、色ムラの可能性についても押さえておいたほうがよいでしょう。

追加料金が発生する可能性がある

名刺にかかわらず、ベタ塗りの範囲が広いものを印刷する場合、会社によっては追加料金を求められる可能性があります。追加料金がかかるベタ塗りの面積や割合は会社によって異なりますが、印刷物の50%以上同じ色でベタ塗りされている場合に発生することが多いようです。一度印刷会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。

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