ロゴ用語集
解像度
画像の密度を表す言葉で、「dpi」または「ppi」いずれかの単位で表されます。値が高いほど、基本的には高解像度といわれますが、高ければ良いというものではありません。用途にあった解像度を選択しないと、別の問題が生じることもあります。
解像度とは?
画像は一般的に点が集まって構成されています。この点が多ければ多いほど、より画像を滑らかに表現することができます。この点の密度のことを解像度と呼びます。
単位は「dpi」が一般的
解像度の単位には「dpi」または「ppi」のふたつがありますが、よく使われるのは前者です。パソコンのディスプレイの解像度がdpiで表現されているのを見たことがある人もいるかもしれませんね。
これは「dots per inch(ドットパーインチ)」という言葉の略で、1インチ(2.54cm)中にどれだけの点が並んでいるかを表しています。例えば72dpiと表示されている場合は、1インチの中に72個の点が集まっていることを表しています。一方96dpiの場合は、1インチの中に96個の点が集まっているため、こちらのほうがより滑らかに画像を表示することができるというわけです。
解像度は高ければいいわけではない
「画像を滑らかに表示できる」と聞くと、「それなら解像度は高ければ高いほどいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし実際は、用途にあった解像度を設定しないと、逆に使い勝手が悪くなってしまったり、意図したものが出来上がってこなかったりする場合があります。
例えばWEBサイトに表示するなら72〜96dpi程度で問題ないといわれています。解像度があまりに高すぎると、容量が重くなりすぎてしまい、サイト自体が開かなくなってしまうためです。一方フライヤーやリーフレットの場合は350dpi程度必要だといわれています(印刷物によって異なります)。印刷物のほうが高解像度が必要となることが一般的です。
ロゴマークの解像度はどれくらい必要?
どの用途でロゴマークを使用するかによって、用意するデータの解像度も変わってきます。例えば会社案内など紙媒体に利用するのであれば、ある程度解像度の高いデータを用意する必要があります。一方、WEBサイトに掲載するだけであれば、低解像度のものでも問題ありません。
デザイナーに相談すれば、用途に応じた解像度のロゴマークデータを用意してくれます。まずはどんな用途に使いたいのかを検討した上で、デザイナーに一度相談してみましょう。