ロゴ用語集
スケッチ
スケッチとは鉛筆などを使い、簡単な描写を行うことをいいます。ロゴマークにおいてスケッチは構想を練るために重要なステップのひとつで、煮詰まった場合にも便利なツールとなります。
スケッチとは?
「写生」を表す言葉で、主に描きたいものを短時間で簡単に描写することを指します。鉛筆でスケッチするデザイナーもいれば、ペンでスケッチする人もいるなどさまざまですが、時間をかける人ほど鉛筆で行う傾向が強いようです(デザイナーによって異なります)。
よいデザイナーほどスケッチを行う
ロゴマークなどをIllustratorなどのグラフィックソフトで作り上げることが多くなった昨今ですが、よいデザイナーほど先にスケッチを行い、構想をふくらませることが多い傾向にあります。それは以下ふたつのメリットがあるからです。
- ・スケッチのほうが早く、簡単に構想をふくらませることができる
- ・これまでの考えを残しながら段階的に構想をふくらますことができる
スケッチのほうが早く、簡単に構想をふくらませることができる
Illustratorなどのソフトは、立ち上げるまでに時間がかかりますし、手書きに比べてどうしても描く速度は遅くなってしまいます。手軽に思いついたアイデアをさっと書き留めることができるのは、スケッチの大きなポイントだといえます。
これまでの考えを残しながら段階的に構想をふくらますことができる
多くのデザインは、打ち合わせの中で変化を重ねながら完成していきます。その間、さまざまなアイデアが生まれますが、場合によっては本来とは違った方向にアイデアが向かってしまったり、最初に目指していたものとはイメージが違ってきてしまったりする可能性があります。
そんな時にこれまでのスケッチがあれば、これまでの構想に立ち返ることができ、アイデアが全て振り出しに戻ることを防いでくれるのです。
ロゴマークはスケッチが大切!
ロゴマーク構想のときこそ、実はスケッチが大きな役割を果たしてくれることが多くなります。ロゴマークはクライアントとデザイナーが何度も打ち合わせることで、よりよいものが生まれるもの。その間のアイデアを段階的にスケッチに書き留めることで、途中でアイデアが煮詰まってしまった時や、提示されたアイデアになんとなくしっくり来なかった時に、これまでの考えなどを振り返るよいツールとなります。
打ち合わせの段階でスケッチしながら話を進めたほうが、具体的な形をクライアントとデザイナーで共有することができるので、良い方向に進むことも多いようです。デザイナーによって対応は異なりますが、一度相談してみては。