ロゴ用語集
ブランディング
ブランディングとは企業や商品・サービスなどに対する統一した価値を社会に定着させようとするマーケティング戦略のことをいいます。ロゴマークはブランディングと大きな関わりがあり、その点を加味した上で作成を行う必要があります。
ブランディングとは
ブランディングとは、ある企業・商品・サービスなどに対して、一定の統一した価値があることを社内外に定着させることで、市場競争を有利に進めようとするマーケティング戦略のことをいいます。
例えばユニクロは「安くても良いものが売っている」というブランディングに成功し、日本市場の中でのポジショニングを確立しました。これは単に商品を安く提供したからではなく、全国の店舗の売り場を美しく高級感のある内装に統一したり、CMに外国人を起用したりすることで、「安いのになんとなく高級感がある企業」というイメージを消費者に与えることができたためだといわれています。
社内外に一定の統一した価値が浸透すれば、「あの会社の商品なら安心して使える」「あのブランドのものが使いたい」など、社会からの企業価値を高めることができ、大きな利益につながります。
このようにブランディングは、社名や店舗の内装、広報などを工夫することで、社内外に統一したイメージや価値を定着させる戦略のことをいいます。
ロゴマークとブランディングの関係性
ロゴマークはブランディングと密接な関係にあります。ロゴマークは企業の顔ともいえる大切な看板であり、それ自体が企業のイメージにつながることは珍しいことではありません。実際にブランディングに成功した企業のロゴマークは多くの人に認知されていますし、ロゴマークを見ただけで、大半の人が「◯◯のロゴマークだ」と認識できる知名度を誇っています。
つまりブランディングを成功させるためには、ブランディング戦略に合致したロゴマークが必要だということです。「わかりにくい」「他の販促ツールと統一感がない」「何を伝えたいのかがよくわからない」などといったロゴマークでは、ブランディングは難しくなります。
ロゴマークでブランディングするためにやるべきこと
ブランディングを成功させるために、ロゴマークを作成する前には以下について取り決めを行っておくのがおすすめです。
- ・企業・商品としてどのような統一イメージを持ってほしいか(コーポレートアイデンティティ)
- ・視覚的に訴えるための取り決め(ビジュアル・アイデンティティ)
- ・ロゴマークを使用する上での取り決め(ロゴガイドライン)
デザイナーもまた、こうした点を加味してロゴマークを作成しています。現在コーポレートアイデンティティを持っていない場合は、社内で検討するとともに、ビジュアル・アイデンティティやロゴガイドラインについては、デザイナーと相談しながら作成を進めるのもひとつの方法といえるでしょう。
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