ロゴ用語集
グラデーション
グラデーションとは色の段階的な変化を指します。ベタ塗りでは表現できない雰囲気を演出したり、立体感が生まれるなどの効果がありますが、場合によってはデザイン的にマイナスになってしまうこともあるため、使い方には注意が必要です。
グラデーションとは?
ある色が段階的に変化することを指す言葉です。一色だけでグラデーションを作ることもできますが、複数の色をかけ合わせてグラデーションを生み出すことも可能です。
グラデーションのかけ方にはさまざまなものがあります。上から下へ色が変化するものもあれば、中心から外へ変化するものもあり、それぞれ見た目の効果も変わるため、伝えたい想いや用途に合わせてグラデーションをうまく活用するのがよいでしょう。
ロゴマークにおけるグラデーションの効果とは?
ロゴマークでもグラデーションを効果的に利用することが可能です。ここではグラデーションがもたらすふたつの効果についてご紹介します。
- ・立体感が生まれる
- ・単色で表現できない雰囲気や意味合いを表現できる
立体感が生まれる
ロゴマークで立体感を出したい時には、グラデーションを使うのが効果的です。例えば単なる円の中に、上が薄く下が濃いグラデーションをかけることで、より立体的な球体をイメージさせるデザインに仕上げることができます。
また花びらの形にグラデーションをかけ、重ねることで、より立体感のある花のロゴマークを作成することも可能となります。
単色で表現できない雰囲気や意味合いを表現できる
グラデーションのかかったデザインは、色合いによってはより淡いイメージや洗練されたイメージを相手に与えることができます。
例えば黄単色のロゴマークにグラデーションをかけることで、より優しい雰囲気を演出することができます。さらに淡い赤を加えて変化をつければ、また違った印象を相手に与えることができるでしょう。
色の変化がロゴマークに与えるインパクトは大きなものです。グラデーションを使って効果的に色を演出するのがよいでしょう。
グラデーションを用いる際の注意点
一方、グラデーションのかけ方によってはデザイン性を損なってしまう場合も。例えば緑からピンクなど、全く性質の異なる色合いをかけ合わせると、どうしても交わる部分に帯のような線が生まれてしまいます。意図的にこうした帯を出現させるならよいのですが、意図せずできてしまった場合、その部分が悪立ちしてしまうため、注意が必要です。
また、グラデーションを多用すると安っぽく見えてしまうことも。効果が現れる最小限の使用に留めるのがよいかもしれません。
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